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刑務所用語辞典 サ行

■サ行
ザイカンショウメイショ
【在監証明書】
拘禁証明書のことをこう呼ぶ。⇒拘禁証明書
サギョウショウヨキン
【作業賞与金】
給料みたいな物。更生資金として、出所のときもらえる。級に応じて月々2〜4割使うことも可。被害者への送金も可。平成18年ごろ報奨金に変更された。
サギョウトウキュウ
【作業等級】
1等工から10等工(見習)の10段階。見習の作業賞与金は1時間5円20銭(2004年現在)。(2003年は1時間5円30銭であった)
ザッキョ
【雑居】
雑居房の略。大体4人〜10人部屋。確定順に席番が決まる場合が多い。1番席が房長。居室の空間を利用する為にベッドが入っていたりする。 ⇔独居
サッスウガイ
【冊数外】
官本・私本・ノートを勉学用等として決められた冊数以外に部屋へ入れることを認めてもらうことが出来る。
サムライコウジョウ
【侍工場】
イケイケ系の受刑者が集まっている工場の俗称。オヤジもイケイケ。
ジーマーク
【Gマーク】
暴力団関係者。一昔前は舎房に札がついていたが今は無い。ガイダンスのG。
シイン
【指印】
左手の人差し指で捺す。実印に匹敵する。私用で使うには『指印器使用許可願い』が必要な施設あり。
シキシン
【拭身】
濡れタオルで体を拭くこと。決められた時間以外は禁止。
ジケンソウチ
【事件送致】
刑罰法令に触れ、懲罰では済まない場合、刑務所内にて法で裁かれる。相場は刑期に半年追加って感じ。
ジコル
【事故る】
懲罰に行くこと。降級する。昇級が遅れる。仮釈延びる。
シブツ
【私物】
個人所有の物品。自分で買った物や差入れ物 ⇔官物
シホン
【私本】
個人所有の本。自分の本。官本とは別に3冊部屋へ入れることが出来る。
シャクマエキョウイク
【釈前教育】
二週間の仮釈放前教育。舎房は希望寮・新生寮・釈前寮などと呼ばれ、娑婆の布団・扇風機・こたつ等完備の部屋へ移る。オヤジもフレンドリーになる。 →あがり
シャブキョウ
【シャブ教】
動物愛護団体が観たら黙っちゃいないビデオ教材を乱用した 覚せい剤に起因する害(心身・社会問題等)などを勉強する視聴覚教育。以前は該当事犯の受刑者だけを対象に入所中に1度実施されていたが、現在は入所者全員が対象である。
シャボウ
【舎房】
居室。基本的に免業日は出れない。雑居・独居・病舎・保護房・懲罰房などがある。 ⇔工場
シュウカイ
【集会】
3級者・2級者・1級者・優良工場・配食・月一・もた工・誕生日・お盆・正月など、各種ある。お菓子と映画(ビデオ)。
シュツエキ
【出役】
出勤のような意味合いを持つ。[例]「出役準備〜!」
ジュンエツカン
【巡閲官】
刑務所や刑務官を見回る人。
ジョウガン
【情願】
法務大臣に不服申立てをすること。
ジョウガンショ
【情願書】
法務大臣に不服申立てをする時に提出する書類。作成期間中は本人出房時も施錠。検閲禁止。書き損ねはシュレッダ掛けが義務付けられている。作成者近辺は物々しい雰囲気に包まれる。平成15年までは法務大臣自身が目を通すことがなかったという。
ジョウガンショシンタツネガイ
【情願書進達願い】
不服申立てを書いた情願書を、法務大臣に届けてくださいとゆう願箋
ショウコバンゴウ
【称呼番号】
点検の時これで返事。起算日・満期日と共に重要。持ち主が行方不明にならぬよう使用中の石鹸をのぞいた個人の持ち物総てに付けられる。
ジョク
【女区】[拘置]
拘置施設内の女子を収容する区域。ほぼ完全に区切られているが、面会室が同じだと移動中すれ違うこともある。鍵付食器孔・監視カメラ多し。入浴実施中は男性職員立ち入り禁止となる。入浴時をのぞき男子刑務官は見回りで女区へ入るが、女子刑務官は男子の区域に一歩たりとも入ることはない。
ショグウ
【処遇】
かなり広義で使われる。処遇部門とか累進処遇とか処遇呼出とか。
ショグウヨビダシ
【処遇呼出し】
官の都合で収容者を呼び出すこと。
ショッキコウ
【食器孔】
主に食器を出し入れする扉。独居のは、大体縦15cm横20cmぐらい。
ショックン
【職訓】
職業訓練制度。時期もので刑務所ごとに種類があり、応募して通るとその刑務所に移送となる。畳・ボイラ・理髪・木造建築・情報処理など。期間が終了すると元の刑務所へ戻る。
シンゾク
【親族】
六親等内の血族・配偶者・三親等内の姻族・既婚者ではない内縁関係の夫・妻を、官は親族としている。 一時期親族外の友人との面会や手紙送受信がokとなったが、面会はまた親族のみに戻りつつある。
シンゾクガイトウロク
【親族外登録】
親族以外の人を登録すること。
シンニュウシラベシツ
【新入調べ室】
移管先や移送先で先ずすることはこの部屋での領置調べと写真撮影。改に称呼番号が振られ、身分帳と合致させる本人確認が行われる。
ズー
【ずー】
オヤジが来た!の合図。発声にて行う。平穏な時間帯もあるが、大体部屋の誰かが何かしら現認されたらマズい事をしている時のほうが多い。マズい事をしている本人がオヤジ接近に気付いてない場合、オヤジを察知した奴が「ずーずー」と言って知らせることになっている。この‘ずー’の発音は、舎房内では共鳴しやすく通路に出にくい為、日常的に活用されている。また、口が動かないのでオヤジと目が合っていても行える。
スワル
【座る】
懲罰のこと。
セイガンサギョウ
【請願作業】
禁固や未決などの強制労働ではない被収容者が自らの希望により行う軽微な房内作業。
センタイ
【洗体】
体を洗うこと。入浴とは区別されている。制限時間が短かったり。主に入所時実施される。
センタクフダ
【洗濯札】
洗濯物に括り付ける札。舎房の備品。洗濯中に外れたりすると洗濯工場との関係が険悪になりかねないのでしっかり付けておく必要がある。その都度付けたり外したりするのが基本ではあるが、転房するか使わなくなるまで付けっ放しになることが多い。定期的に補充するのになぜかいつも不足がち。きっと部屋の誰かが溜め込んでいるに違いない。
ソウケン
【捜検】
ガサ入れ。不正行為が行われてないか、舎房内を隅々まで調べるのと施設内全体を調べる二通りある。

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